藤野 征一郎 漆展
2017.12.2(土)-12.9(土)
こんにちは。
本日は12月2日(土)より開催する、漆作家 藤野征一郎さんの作品展のお知らせです。
1年があっという間で、一客 東京店では今年最後の作品展になります…。
藤野さんの作品は、箔や漆によって描かれた抽象的な絵が特徴的です。
他にも、漆の特性を活かした緻密な表現と大胆な彫の対比など、他には見られない藤野さん独自の面白い作品が多数出展されます。
お正月の近づいてきた今、お屠蘇器などの酒器をのせたり、お重代わりにお節を盛ったり、もちろん普段使いとしてお茶の時間に使ったりと、いろいろと活躍の多い漆器をどうぞご覧くださいませ。
今回のDMです。
作家よりコメント
「自然」について探求し、独自の解釈を持つことが、
作家としての課題であると日々感じています。
自然素材である木や漆を自分らしい解釈で作品にいたしました。
是非ご高覧いただきますようお願い申し上げます。 藤野征一郎
藤野さんの作品は、そのタイトルにも注目していただきたいです。
作家はどのようなことをイメージしたのか、様々な想像をかき立てられます。
今回出展されている作品のほんの一部になりますが、ご紹介させていただきます
ミケの箱 ¥150,000(税抜)※DM掲載作品
高17㎝ クス材
鉛を使用して表現している質感が面白いです。
蓋が空きますので、中に入れることも出来ます。
写真では縦にしていますが、横して使用することも可能です。
茶箱 「地の小窓」 ¥240,000(税抜)
長径23.4㎝×短径18.4㎝ 高12.8㎝(蓋含)
見えづらいのですが、内側の表面が凸凹していますので、キズなどは目立ちません。
安心して茶器をお入れください。
蓋付盆 ¥180,000(税抜)※DM掲載作品
長径36㎝×短径20.7㎝ 高6.6㎝
箱の外側の肌感が面白いです。
蓋はフラットなので、別物としてそれぞれ使用もできます。
刳り物 蓋物 黒つるざら ¥120,000(税抜)
長径14㎝×9.5㎝ 高8㎝(蓋含)
クス材を使用
タイトル通り、つるつるとした面と、ざらざらとした面の対比が目を惹く作品です。
光の加減で分かりづらいと思いますが、よく見ると単純な黒でなく、赤みのかかった色をしています。
漆の何層にも重なった深みを感じます。
挽物 茶入 「借景」 ¥60,000(税抜)
替え蓋つき
胴径6.8㎝ 内径8.5㎝ 高6㎝
ミズメ・クス材を使用
景色の違う替え蓋が付いていますので、それぞれお楽しみください。
コロンとした形が愛らしいです。
挽物 蓋物 「借景」 ¥55,000(税抜)
胴径10.2㎝ 内径8.5㎝ 高5.5㎝
(蓋含)高7.7㎝
ミズメ・クスを使用
蓋の裏は赤色をしています。
挽物 蓋物 「借景」 ¥55,000(税抜)
胴径10.4㎝ 内径8.5㎝ 高5.2㎝
(蓋含)径12㎝ 高5.8㎝
ミズメ・クス材を使用
何度見ても新たな発見のある、飽きのこない作品です。
刳り物 枡 黒 各¥18,000(税抜)
径7.5㎝×7.2㎝ 高7.1㎝
径6.3㎝×6㎝ 高5.2㎝
少し小ぶりなので、珍味入れやお薬味入れなどにも使いやすそうです。
茶碗 「黒觔斗」くろきんと ¥80,000(税抜)
長径14㎝×短径12.3㎝ 高9㎝
筋状に彫の入った面へ箔が美しく映えます。
お抹茶色が入ったらどのような表情を見せてくれるでしょうか。
挽物 リメイク盆 根来風 ¥60,000(税抜)
径38㎝ 高4.2㎝
材質:不明
時代を感じさせる大盆に藤野さんの渋い赤が似合います。
お正月飾りなどの飾り盆としても良さそうです。
曲げ物 丸盆 「とき」 ¥32,000(税抜)
径24㎝ 高3㎝
檜材使用
縁の色味は溜です。
黒縁 「シカクにみみ」 ¥34,000(税抜)
※DM掲載作品
長径28.2㎝×短径24㎝ 高1.5㎝
絵に目が行きがちですが、お盆として載せたものを良く引き立たせてくれます。
白縁 「静物」 ¥34,000(税抜)
長径28.2㎝×短径24㎝ 高1.5㎝
土物もよく似合いますね。
漆塗りなのでお節料理などを、直接のせたりしていただいても大丈夫です。
奥:取り箸 ¥4,500(税抜)
28㎝
手前:取り箸 こぶ ¥8,000(税抜)
26.7㎝
“こぶ”部分は、乾漆で作られています。
取り箸以外にも、大人用から子供用までお箸は多数ございます。
刳り物 厨子 小 ¥80,000(税抜)
底面:16㎝×5㎝ 高15㎝
クス材を使用
陶仏を置いてみました。
お家の一画へ置けば、そこで厨子の完成です。
棚厨子 大 「土中の梯」 ¥500,000(税抜)
(底)長径49.5㎝×短径20.3㎝ 高27.7㎝
一客はうつわが主になりますので、お盆や小皿など小さい作品が多くなりますが、藤野さん自身は大きな厨子などもお作りです。
今回は1点お持ちくださいました。
真ん中の蓋は手間へずらして外します。
左右両側の蓋はスライドさせることも出来ますし、外すことも出来ます。
側面は市松模様の彫が施されています。
裏側も格好いいです。
今までの厨子と違い、そこにあるだけでアートを感じる作品に仕上がっています。
工程棒
漆塗りの気の遠くなるような工程が良く分かる品です。
木地に漆を塗り、布を貼り、漆を塗り…
塗っては磨き、塗っては磨き…
真塗りの綺麗な面を作るだけでこの作業、脱帽です。
良くわからない漆の工程を知るのに分かりやすいですね。
2日(土)は藤野さんが一日在廊予定です。
ぜひ、普段は聞けない色々な話を伺ってみてください。
3日(日)も時間は未定ですが、少し在廊してくださる予定です。
皆様のご来店をお待ちしております
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